キミとの恋の課外授業

初デート

里沙side


「里沙ぁ~早くしないと省ちゃん来ちゃうわよ!」



リビングから聞こえてくるお母さんの甲高い声



「分かってるようぉー!そんな事!!」

省にぃが、迎えに来るまで後5分。


着ていく服が決まらなくて、あたしの部屋は泥棒が入ったみたいに床には足の踏み場もないぐらい服で埋もれていた。


「里沙ぁー!!後3分ようぉー!!」



「分かってるって!!」



もう、お母さんったら、さっきからウルサ過ぎる。


昨日なんて、省にぃが帰ってから興奮気味にあたしと省にぃのこと


「いつから付き合ってたのよぅ!?」なんて、まるで女子高生みたいに聞いてくるし。



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