キミとの恋の課外授業

省にぃは、あたしの部屋のドアを何の遠慮もせずにバン!と開けて

ズカズカと部屋の中に入ると、ドカッとベッドに腰を下ろした。


「ちょっと!ちょっとは遠慮してよね。女の子の部屋なんだよ!」


「へっ?女の子?どこにいんの、その女の子?」



ムッカー。あたしをワザと怒らせてからかうつもりだ。


小さい頃、よく同じ事を言われて悔しく泣いていた記憶が蘇ってきた。



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