キミとの恋の課外授業
「お前、一人前に恋なんかしちゃって。あの小さかったドジ子がなぁ~」
笑いながら言う省にぃに、完璧頭にきたあたし。
無言で、省にぃの足を上からガンッ!!と踏みつけた。
「イッテェー!!」
叫んぶと同時に省にぃの手から日記が離れて床にバサッと落ちた。
その日記をパッと拾い上げると、省にぃに思いっきり、アッカンべーをした。
「お前なぁー!」
「自業自得だよ!!」
フンと思いっきりソッポを向いた。
この日は結局、口喧嘩ばかりして、勉強の“べ”の字も出てこないまま
勉強の時間は過ぎていった。