キミとの恋の課外授業
うそ…だよね?
信じたくない気持ちで、只のソックリさんかもしれないと無理やり思って
何度も目を擦ってみても…
そこにいるのは、ヤッパリ高村くんで。
「あのさ。いい加減にしてくんない?
俺、最初っから、あんたの事、遊びだったんだよね」
「そんなの…ヒドイよ…」
泣きじゃくって、ガクリと膝から座り込む女の子を置いて
高村くんは「じゃね」だけ言って、ヒラヒラと手を振って去っていった。
残された女の子は、しばらくしてからフラリと立ち上がって、涙拭きながら去っていった。
「アイツ…。最低だな」
呆れた顔で話す省にぃの隣で、あたしは
「うそ…だよね?」
信じたくない気持ちで…どうしたらいいか分からなくて…