キミとの恋の課外授業
里沙side


省にぃ…いま、なんて…「俺を好きになれ」とか…


「冗談…だよね?」


慌てて聞くと「当たり前じゃないか」と省にぃは、言うと

「ほれ、サッサと帰れ。きょうも数学勉強するぞ」


あたしの頭をポンと叩いて去っていった。


なっ…なんだったの…?省にぃ。


突然…変なこと言わないでよね。


あたしは、気を取り直して、体育館にタオルを取りに向かった。


高村くんが、あんな人だという事を知ったのは、ショックだったけど。


けど…なんでかな?あんだけ泣いたからかな?


今は…そんなに辛くないや。


変なの。まぁ…いいか。



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