キミとの恋の課外授業
「お前なぁ~普通は、閉めたりしねぇだろう!?」
只今、省にぃと勉強中。カリカリと難しい数字の公式ににらめっこしながら
いつまでもネチネチと、さっきドア閉めた事に文句を言う省にぃを無視して30分が過ぎた。
「おい…」
無視。絶対無視!
「お前…いい根性してるな」
「ウギャ!?」
突然、あたしの耳元でそう囁く省にぃ。おまけに顔ドアップだし!
「ちょっと、近寄んないでよ!」
心臓に悪いじゃない!あぁ~驚いた!
ってか、顔近いって!
「離れてよ!」
「可愛くねぇ~な」
「あんたに可愛いなんて思われても嬉しくない」
あぁ~そうかよと、省にぃは、あたしのベッドに寝ころぶと「寝るわ。終わったら起こして」と目を閉じた。