神無月の巫女
「鬼……私が幼いと
思うのは当然だ…
私はたった今継承した
のだから…
あなた達鬼が…
我が母の命を奪った
その時から!!!」



思い返せば
涙が出てしまうから





前を向いて鬼を滅する






「死んだ?どういう事だよ」



翼は信じられないと
ばかりに立ちすくむ





無理もない
死をとなりに感じて
普通でいられる訳ない






「なんだ人間
死を恐れるとは愚かな」





確かに…
あたし達神無月家は
常に死と隣り合わせ





死を恐れるのは
愚かな事だとは思う






でも…






< 101 / 205 >

この作品をシェア

pagetop