神無月の巫女
「今さっき共鳴した奴に
いくら月帝といえど
我らは倒せない」




鬼は右手を変形させた
そして二つの爪になる






勢いよくあたし達に
突っ込んで来た







「翼っ!?」


突然翼に抱きしめられて
バランスを崩す



ガキィィーーン





あたしは目を
ゆっくり開ける







月帝と爪がぶつかり
合っていた








「翼………」



翼は何も答えてくれない






何がどうなって…っ!?




翼の瞳の色が
金色に変わっていた









「まさか…」




月帝に飲み込まれた…?









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