神無月の巫女
おぼろ月

さよならの代わりに

だから……



「忘れていい…
翼はそれで今まで通り
平凡に暮らして?」



朝日が昇り
力があたしに還る






「翼……ごめんね…
翼が全てを忘れても
あたしが覚えてるから」






本当は人の記憶を
操作しちゃいけないけど…





どうか…
これだけは許して






神様……










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