神無月の巫女
あたしに泣く資格なんか
ないってわかってる




でもね…二人の
記憶を消そうとする
その手が震えてて







涙を我慢出来なくて
最後のその瞬間さえ





涙でぼやけて
見えなかった








「さよなら………」














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