神無月の巫女
「遥か昔月帝の一族は
禁忌を犯し破門された

その禁忌…
それこさが神無月の巫女
の命を奪う事」




命を奪う………?
俺の一族が…?






「巫女とその月帝の血の者は
愛し合っていたのだ
ただ………

それがいけなかった
愛は鬼に付け入られる

常に民の事を考える
事が最良なのだ


愛があるから故に
鬼に唆され巫女は
命を落とした」





愛が……

好きっていう気持ちが



いけない事なのか……?






俺はそうはならない




俺は…………






って俺が刹那を
好きみたいじゃんか
今の言い方だと









< 145 / 205 >

この作品をシェア

pagetop