神無月の巫女
『私がゆきます
刹那をもう一度
地上へお返し下さい
神は私だけで
結構でしょう?』





お母さん…そんなの…
あたしはお母さんがいるなら








『確かにな…
今回は神無月の巫女が
二人も天界へ来ては

均衡が崩れる
よし…刹那お前はもう一度
人として生き
地上を守れ』







もう一度…人として…








『お母さん…』



『本当にさようなら
になりそうね』













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