神無月の巫女
「お礼に……これを」



あたしは小包みを
狐から受け取る





「それを翼殿と
一緒に開けて下さい」





にこりと狐は笑った





リン…………



「神のみ使い……
社を守りし狐よ…
元在るべき社へ帰れ!」





シュンッ







狐は姿を消した







「帰ったね…」




「なんかすげーな…」











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