神無月の巫女
「今日は来ないよ」

「今日は来ねーな」




歩と愛理は窓を指差す








「あぁ?」






意味わかんねぇ…






翼は頭を傾げた







「今日は新月、朔の日
刹那の力が無くなる日
だから家から出れないの」

愛理は空を見る
まだ太陽があるのに
どうして暗いの…?




「あいつは色々大変
だからな……
今日見舞いでも行って
やるか!」




刹那の家久しぶりだからな




あいつプリン好きだったな
買っていこう









「そうだね
波多野君も行くでしょ?
なんせ名前で呼び合う
仲なんだから」




その一言に翼は
ビクッと肩を震わせる






いつの間に刹那と
仲良くなったの?(笑)






愛理はにこりと笑う










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