神無月の巫女
「歩!愛理!翼!
早く結界に入って!!」



あたしの声に反応して
三人は部屋に入る





よりにもよって
新月の日に……





お母さん……




お母さんは大丈夫なの?






あの爆発音…

聞こえたのは
何処からだった?







「日和!!!」



あたしは近くにいた
巫女の日和を呼び止める






「お母さんは…?
さっきの爆発音は…
神無月の祠のある
場所よね?」





お母さんはそこで
祈りを捧げているはず





新月の日

あたし達からは
力は無くなるが
神無月の巫女のみが
雄一力を使える








< 84 / 205 >

この作品をシェア

pagetop