海の果てに-君は海賊-
そんな疑問をそのままぶつけると、ガリュウはムッと口を尖らせる。
ガ「…リウ、ムカつく」
…は?
リ「そ、そんなこといわれても…ねぇ?」
ヨ「…誰に同意求めてんだよ!」
そんなヨクの突っ込みは全力でスルーして、あたしは今目の前にいるガリュウに問うた。
リ「…あたし、何かしたっけ?」
ガ「した」
スパッとあたしの問いに間髪いれずに答えるガリュウにえ?と軽く首を傾げる。
ガ「…嘘。別になにもしてねぇよ。…ただ気にくわなかっただけ、お前の態度が」
…嘘かよ!
てか、気にくわなかったって…
リ「何もしてないのに」
ブーッと口を尖らすあたしに、ガリュウは「わりぃ」と笑い、あたしを解放した。