海の果てに-君は海賊-
フィ「ガリュウが自己紹介させなかったんでしょうがッ」
あたしの文句をそっくりそのまま言ってくれたフィン。そんなフィンの言葉にガリュウはうっ…と 言葉を詰まらせていた。
…フィン、ナイス!
あたしは密かにフィンを応援している。
フィ「ほら、リウちゃん。こんな変態おいといて自己紹介しましょ」
ガ「だぁーれが変態だ!このばぁーかっ!」
ガリュウは見てわかるようにかなりの負けず嫌いのようだ。例え、ガリュウが100%悪くても、その悪さを認めなさそうだ。
フィ「変人!………ほら、リウちゃん。自己紹介」
ガ「てめ…ッ、変人だと…?」
横で悪態をつくガリュウ。フィンは慣れているのかさほど気にせず、あたしに自己紹介を促している。
フィ「ほらほら!」
トンっとフィンに後押しされ、あたしはみんなの前に身体をだす形となった。