海の果てに-君は海賊-
それと同時にあたしに注がれる視線。
先程まで耳を塞ぎたくなるほど、騒がしかったのに…
今度は先程までの騒がしかしさが嘘のように静まりかえっている。
リ「あ、えと…」
ここまで注目されると、逆に話しにくいよね?!
…泣きそうだ。
フィ「リウちゃん!頑張って!」
…フィン。
手に拳をつくって、あたしに向けてくるフィン。
その顔は、すごい笑顔でなんだかやる気がわいてくる。
…よしっ!
思いっきり、深呼吸をするとあたしは話をきりだした。
リ「リウです!知ってると思いますがあたしは異世界から来ましたぁ!!」
気持ちいいくらいにそう言い切ると、あたしは周りを見回す。
ワァァアッ……
…それと同時に湧き上がる歓声。
?「仲良くしようなー!」
?「リウさーん!一緒に頑張りましょー!」
…みんなが笑顔でそう、 …言ってくれた。