海の果てに-君は海賊-



あたしがこの船に乗って任されたことは、



料理、洗濯、掃除…etc



ま、家事全般である。



…かなりの重労働なんだからねっ!



今は慣れた方だけどつい先日まで筋肉痛で死にそうだったんだから!



…って、だれに力説してんだ、あたしは。



ロ「リウ!料理運んで!」



リ「りょうかーい!」



天気が良い日は外で食べるのがこの船の決まり。



誰が決めたわけでもないんだけど、気づいたらそうなっていたらしい。



ヨ「…お?飯か。今日は…げっ。…野菜」



眠気眼で来たヨク。今日のメニュー見た途端、顔をしかめていた。



リ「ヨク、野菜嫌い?」



ヨ「嫌いてか…苦手!!食えなくはないけど好んでは食わない」



リ「なら、いーじゃん」



そう、笑顔で言うあたしにヨクは、「この人でなし!」なんて言いながら泣き真似していたけど。



あたしはそれを盛大にスルーして、再びキッチンへと足を向ける。



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