臓器販売
ジ―――――ッッ
目の前の厚い扉が開き誰かがこっちに歩み寄ってきた
「やぁ。私の名前はDrグッドマンだ。
そう、君を生み出したのはこの私だ。」
「…グッドマン…?」
「クククッ、何を言ってるのか理解できないのも無理もない…お前は記憶を消され、その上私にいじられた身体だからな。」
「…いじられた?」
「あぁ…そうだ。この世界の支配者とも言えるこの私にな…クククッ」
ジ―――――ッ
その人は扉の向こうへ行ってしまった
あたしは誰?
後ろに一人の男の人が立っていた
あたしと一度目を合わせると振り返って歩き出した
その人は目でついてこいと合図したように思えた
あたしはフラフラな足でその人について行った