臓器販売
一気に光の空間から闇の空間に
変わった
男の人の白衣があたしの行き場を教えてくれていた
「もう、すぐ出口だ。」
目の前に四角く白いものが見えていた
歩くたびにだんだん大きくなってきた
あと、五歩というところで男は立ち止まった
いかにも先に行けとでも言っているようだった
あたしは自分から進んで白の世界に入った
!!!!!
下一面が緑に囲まれていた
一番最初に目についたのはとんがり屋根の城のような建物だった
「あそこだ。」
男はあの城を指差した
「お前は今からあの城へ行け。あそこに行けばお前と同じ奴らに会える。」
「同じ奴らって…?」
「行けばわかる。さぁ、早くいけ!!!!」
「え!!!」
いきなり背中を押された
あたしはそのまま滝壺の中に落ちた