ももいろ
【カミナリボーイ・1】
俺は今、サツキさんと家電量販店に来ている。
綿密な献立プランに基づいて、あれやこれやと冷凍したはいいけど…肝心なものが、サツキさんの家にはなかった。
電子レンジ。
まあ、キッチンに何も置いてなかったから、電子レンジで何かを温めるという行為が必要なかったのかもしれないけど…
それにしても。
電子レンジだけだったら、俺が勝手に買おうと思ってたんだけど。
もしかしたら電子レンジよりも大事かもしれないものが、サツキさんの家にはなかった。
洗濯機。
信じられない!
どうやって生活してたのこの人は!
まさかと思って、昼過ぎに起き出してきたサツキさんに尋ねてみたら、案の定、
「洗濯物?どうしてるのって…クリーニング」
「全部?」
「全部」
だって。
ありえないでしょ!
どんだけ無駄遣いしてんのさ!?
「買い物行くから、着替えてきなさい」
「え?」
「いいから!着替えてきなさい!!!!」
「…は、はい」
というわけで、洗濯機と電子レンジを買いに来た。
とりあえず洗濯機、4キロくらいで、いいかな?
毛布とか洗えた方が、便利だよね。
ドラム式、すごく惹かれるけど…高いんだよなあ。
予算オーバー。却下。
しっかし、最近の洗濯機はいろんな機能がついてるなあ…
俺は感心しながら眺め回っていたが、肝心なことに気がついた。
サツキさんちのだった。
「サツキさん、どれがいい?」
「え~?どうせ…」
どうせ使わないよ、とか言う気?
俺は思いっきりサツキさんを睨み付けた。
「アナタね、洗濯くらいしなさいよ!」
「う。だって…」
「だってじゃない!」
この人、家の様子を見る限り、面倒くさがりではないと思う。
俺がやるからやらなくてもいいのに、食器洗いや掃除は、自分でこまめにやっているから。
まあ、掃除は、人それぞれこだわりがあったり、他人に家を触られたくなかったりするだろうから譲っているけど、食器洗いはやらなくていいって言ってるのに聞いてくれない。
綿密な献立プランに基づいて、あれやこれやと冷凍したはいいけど…肝心なものが、サツキさんの家にはなかった。
電子レンジ。
まあ、キッチンに何も置いてなかったから、電子レンジで何かを温めるという行為が必要なかったのかもしれないけど…
それにしても。
電子レンジだけだったら、俺が勝手に買おうと思ってたんだけど。
もしかしたら電子レンジよりも大事かもしれないものが、サツキさんの家にはなかった。
洗濯機。
信じられない!
どうやって生活してたのこの人は!
まさかと思って、昼過ぎに起き出してきたサツキさんに尋ねてみたら、案の定、
「洗濯物?どうしてるのって…クリーニング」
「全部?」
「全部」
だって。
ありえないでしょ!
どんだけ無駄遣いしてんのさ!?
「買い物行くから、着替えてきなさい」
「え?」
「いいから!着替えてきなさい!!!!」
「…は、はい」
というわけで、洗濯機と電子レンジを買いに来た。
とりあえず洗濯機、4キロくらいで、いいかな?
毛布とか洗えた方が、便利だよね。
ドラム式、すごく惹かれるけど…高いんだよなあ。
予算オーバー。却下。
しっかし、最近の洗濯機はいろんな機能がついてるなあ…
俺は感心しながら眺め回っていたが、肝心なことに気がついた。
サツキさんちのだった。
「サツキさん、どれがいい?」
「え~?どうせ…」
どうせ使わないよ、とか言う気?
俺は思いっきりサツキさんを睨み付けた。
「アナタね、洗濯くらいしなさいよ!」
「う。だって…」
「だってじゃない!」
この人、家の様子を見る限り、面倒くさがりではないと思う。
俺がやるからやらなくてもいいのに、食器洗いや掃除は、自分でこまめにやっているから。
まあ、掃除は、人それぞれこだわりがあったり、他人に家を触られたくなかったりするだろうから譲っているけど、食器洗いはやらなくていいって言ってるのに聞いてくれない。