パンドラの国のアリス君!?
「俺に?」
「うん。起きたら渡そうと思ってたの」
そぅ言うと切菜は箱を出した。
「それは?」
「つばさの望むもの」
「俺が…?」


望むもの?そんなの切菜がいればそれだけでいい。


「だけど、開けてはいけないもの」
「…は?」
「開けては…いけな…いもの」
そぅ言い終わると、また切菜は眠った。
「切菜…まだ眠り足りなかった?また、2年後に起きるのか?あと、1年しかないのに」


切菜、頼むから起きてー。まだ俺といてー…。


「俺が望むもの…」
俺は切菜の“開けてはいけない”をムシし、開けた。


本当に、そんなものがあるのか…。


すると、周りが暗くなり、歌が聞こえた。
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