パンドラの国のアリス君!?
「と、とりあえず川だ!」
川を目指して三千里…いや川を目指して3分。川を見つけました。
川を覗くと、スカートをはいた俺がいた。
「な、なんでスカート!?はっ!髪まで伸びてる!ちょっ、これじゃまるで…」
「女の子だねー」
「やっぱりかよー」
俺は頭を抱えうずくまった。


…ん?今誰と喋った…?


恐る恐る後ろを振り向くと、うさぎ耳の少年がキメポースをしていた。
「あっ、ちなみにボクはホワイトねっ!」
「…コスプレか」
「あほか」


やばい、やばいやばい!何がやばいかって?そんなの、さっきまでかわいい声&顔をしてたのに黒い!黒い何かが見える…!!


「黒いものなんて見えないからねー?」


エッ、エスパー!?


「さっきから己が言っとんじゃ」


またしてもやばい!やばい!!ん?何がやばいか?勝手に口が動いていたこと?あぁそれもある。けど!このかわいい笑顔で黒いのは怖い!!


「それよりお姉ちゃん」


ほっ、元に戻った。…ん?今“お姉ちゃん”言ったか?


「ねぇお姉ちゃんてばー」
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