【完】友達以上恋人未満。~それがオレの恋~
---翌日。
行き先も、宿泊日数も知らされてないため必要最低限の荷物を鞄に詰めた。
家を出ようとした時、玄関に置かれた見知らぬブーツとよく見慣れた革靴が目に入った。
あの人…帰ってきてるんだ……
どうせ、知らない女連れ込んで今頃…
そっと家を出ようと荷物を持った時、後ろからバタンと扉が閉まる音と共に声が聞こえてきた。
「なんだ美陽~帰ってたのか?あ?」
後ろを向きたくない…。今、後ろにあたしの大嫌いな、あの人が居る…。
「久しぶりだよな~こんなにちゃんと会うのは。何年ぶりだっけか~?」