【完】友達以上恋人未満。~それがオレの恋~
「ああそうか。…お前も口が悪いな」
バシッッーー
凄まじい音が聞こえ、頬がジンジンと痛んだ。
と同時に昔の記憶が蘇る。
小学生のとき、こんな感じでこの人から毎日のように叩かれていた。
こんな時いつもあっくんが助けてくれったっけ。
「来いよ。お前をめちゃくちゃにしてやる…」
冷たい手が肌に触れた。
「やめ…てよ!!」
「お前が悪いんだよ。…俺を怒らせるから…」
…昔からずっと思ってたけど、やっぱりそうだ。
この人…おかしい。
「触らない…で。…気持ち悪い」
あんたなんかに触られたくない。