さくら舞う木下で…

トントントントン
包丁の軽快なリズムで俺は夢から覚めた。
音をならしてる張本人は俺の妹 月下 楓。(つきもと かえで)
今年から俺の通う大宮第一高等学校に通うことになった。
元気ハツラツ・天真爛漫 中学では学校のアイドルみたいな存在
そんな妹一緒にすんでいる
今 羨ましいと思ったやつ そいつは勘違いだ。
こいつは学校じゃ猫かぶってる。
さっきの楓の説明はそんな猫のかぶったときの奴を第三者から見たときの楓だ。
俺に言わしたら
あいつは料理はできないし 家事全般なにもできないし 言葉遣いもきたない。
まぁなんもできないろくでなしってこった。
じゃぁなぜ包丁をつかってるかって?
それは昨日の特番で「男の子をおとすには料理が大事」ということを有名女優が語っていたから
「お前 料理ダメだから彼氏できねぇんだよ」と ダメ出ししてやった。そしたら
「うっさい あたしだって やればできますから」 という口論が小一時間続き…
「明日から朝食はあたしがつくるから」 っていじはって今日から作り出したわけ。

あっ…今さらだけど俺の説明しなきゃな
俺は 月下 俊哉 (つきもと としや)だ。
家事全般は任せろ。
ここで話を戻して…

「俊にぃ 朝食できたよ!!」 早速怒鳴
< 2 / 4 >

この作品をシェア

pagetop