天 使 の 願 い  祐side

桜の涙



桜が満開になり、出会いと別れの季節_。

俺は、塚本祐。白羽場学園中等部2年。
身長は182cm、男子の中では高いほう。
茶色がかったサラサラの髪は肩に付く長さだ。

今日は1年生の入学式が在る。
行く気は全く持って無い。

学校の手前の公園、【白羽場公園】へ行ってみると、
中坊の金髪の髪をした奴等が1人の子を
囲んでいる。
かつあげか?

中坊に囲まれてる子をよそに俺は公園から
出ようと足を一歩踏み出した、時だった……

女の子は俺にすがる様な目をして、俺を見つめる。
マジか?

足を止めて彼女の元へ行く、

「この子嫌がってますよ?」

年下に敬語を使うのはどうかと思ったが仕方ない、
相手は自分より背が低く少しも怖くない。


「あんた誰なん?この子の彼氏??」


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