【短】野球ボール〜励ちゃんの春〜
「よっしゃ!!やっと俺の番っ」


気分よさ気に歩いて行く爽。

代わりに戻ってきた一輝に声をかける。


「すごいね。今まで何番打ってたの?」


「基本的には一番。一番打席も多いし」


バッティングが終わった一輝も、気分よさそうな感じ。

見事な野球好きだ。




そんなとき


『ウオー…!!』


先輩たちの歓声が響いた。


俺も一輝も、同じように爽を見た。


カッキーン!!

カッキーン!!

カッキーン!!


「え、嘘…」


「まじかよ…っ」


一番小柄で、小学生と間違えられても不思議じゃないキャラクター。

誰が予想した…?


特大ホームラン連発なんて。
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