弱男強女



アタシはひろくんの部屋の
ちゃぶ台の形した机に
ひろくんと並んで座る

「ここはね…」

アタシは丁寧に説明する

アンタは勿論真剣に話を聞く

「へー、わかった。やってみる」

5分くらい説明するとやっと理解した
ひろくんはシャーペンを持って
問題を解き始めた

アタシは黙々と解くアンタの横顔を眺めた

性格には似合わずまつ毛が長くて
綺麗な黒髪を耳にかけてて
綺麗な二重の目で整った顔…

本当はね…アタシ…ひろくんが好きなんだ



< 4 / 7 >

この作品をシェア

pagetop