大好きだったょ。
なぜか自然と早足で
教室に向かった。
もしかしたら私は
この時からあなたに
恋をしていたのかもしれないね。
ガラッ
座席表を見に行く。
そしたら後ろから
低くもなく高くもない綺麗な声が
聞こえた。
「もしかして西条加奈ちゃん??」
あなたは飛びっきりの笑顔で
喋りかけてくれたね。
「は…はい。」
「やっぱりっ♪
俺、品川零斗。よろしくね!
席、俺の前だよ。おいでっ。」
「うん。」
少し戸惑ったが
品川零斗くんは悪い人じゃなないことは
すぐに分かった。」