TIME
現代において医学の常識を覆す原因不明の病が発見される

2055年から

原因不明の死亡者が相次ぐ

それは心筋梗塞の症状に似ている

しかしその死亡者は何故か老年期ではなく幼少期に多く確認される。


2060年偶然発見されたウィルスは今までのウィルスとは明らかに違う新種であった


発見初期にはマスコミや一部インターネットサイト等が生物兵器の疑いを指摘

しかしそれは唐突に発症し感染力を持たない故に生物兵器のジャンルから外れる事となる


そしていつしかその心臓に巣食うと考えられるウィルスにより症状を露にする者は


「発症者」と呼ばれた。


2066年現在も研究は足並みを揃えたまま動きを見せる事ができていない。


しかし稀に一度仮死状態になりながらも蘇生する発症者も存在する事から抗体の研究も行わう様になる。


――これが当時の研究者の曖昧な答えだった。
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