風のような時間を、君と・・・
次の日

うちの心友の 昌美(マサミ) に即報告!
「まあちゃんっ!うち好きな人できたっ」
「だれだれっ?」
うちは名前を言うのがはずかしかったから
ヒントを何個か言った
「えーっとね・・・野球部で1組で身長は小さい」
と言うと
「あっ!秀汰くんでしょ?」
と小さい声で言ってくれた。
うちは小さく頷くと
「頑張って☆応援してるから!」
と言って微笑んでくれた。

まあちゃんも恋をしている。
同じクラスの修平くんに。
修平くんは、うちと同じサッカー部。

あっ!
まあちゃんはバスケ部で1年4組。
うちと俊も1年4組。
秀汰は、1年1組。



話に戻るけど
修平くんはあんまり喋んなくて、はっきり言って
絡みにくい・・・
うちだったら絶対好きになんない。
でもイケメンっちゃイケメン
秀汰もそれなりにかっこいいけど、
やっぱ性格がおちゃめだしかっこいいトコもある。
んで修平くんとは部活の時以外は、あんま喋んないし
頑張れってしか言えない・・・
そんな力のない自分に苛立ったり、悔しがったり。

だから、この頃は、教室で3人で喋るときもある。
たまーにだけどね(笑)
まあちゃんごめんね。

それしかできないうちに「ありがとねっ」って
言ってくれるまあちゃんが好き
こんなうちにでも微笑んでくれるまあちゃんが大好き

いつもありがとうっ!


それからと言うもの
休み時間、1組に遊びに行って、秀汰といっぱい話した
昼休みは、陸上部と、うちと、まあちゃんと、秀汰と、俊と、秀汰と同じ野球部で2組の 秀人(ヒデト) と
校門の前の自転車置き場、昇降口を使い
鬼ごっこをした・・・
凍り鬼のときは、わざと固まって
秀汰に助けてもらってた。
ぎゃくに助けたこともあった。
手を触ってくれた。
今、思い出すと時間を巻き戻したくなる。



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