最高の君。




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「はぁ~今日楽しかったぁ~!!」



雨宮祥也に会えたし!!



申し分ない。



だってあの話してたいかにも怪しい様な人が、サングラスと帽子をとれば憧れの人……。



「美桜は俺と親父、どっちが好きなんだよ…」

「どっちも。
…嘘うそ、陽斗だから…」



今ちょー睨まれた。



恐い恐い。



「でも陽斗かっこよかったよ?
輝いてた。
いつか社長さんになるっても聞いたよ」

「あのおしゃべり」



雨宮祥也は印象も良かったなぁ~。



「あ、陽斗拗ねてるの?」

「拗ねてねぇし」

「ははっ!!」



大丈夫だよ?



ちゃーんと陽斗の事、大好きだからね?




「陽斗、」

「あ?」

「   」

「……っ…」

「顔真っ赤だぁー!!」

「美桜~~…」







“モデルの陽斗、最高だったよ”





カメラマンの前に立つ君は、誰よりも輝いていました。
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