蜜林檎 *Ⅱ*
杏は、玄関で、靴を履く
雅也を見送る。
「シンちゃんから電話が
あったら連絡するね」
「おじいちゃん
いってらっしゃい」
可愛い孫に手を振る雅也は
会合へと出かけて行く。
二人の為に、お昼ご飯を作る
杏の傍で、樹と菜那は
遊んでいる。
杏は、その光景を微笑ましく
見つめる。
樹は案外、子供に好かれるよう
で、菜那は目を輝かせて、樹に
一生懸命に語りかけている。
自分のお気に入りの、お人形を
樹に差し出し樹の隣にちょこん
と座り、彼を見つめる。
「おとうさん
しっかり、だっこして
あげてくださいよ」
樹は、菜那に言われるままに
人形を優しく腕に抱く。
樹は、菜那の可愛い仕草に
いつものクールな表情は
緩みっぱなしで、大きな口
を空けて無邪気に笑う。
そんな樹の頬に菜那は
キスをした。
杏も樹も驚く・・・
こんなに小さくても
彼女は、女なのだ。
雅也を見送る。
「シンちゃんから電話が
あったら連絡するね」
「おじいちゃん
いってらっしゃい」
可愛い孫に手を振る雅也は
会合へと出かけて行く。
二人の為に、お昼ご飯を作る
杏の傍で、樹と菜那は
遊んでいる。
杏は、その光景を微笑ましく
見つめる。
樹は案外、子供に好かれるよう
で、菜那は目を輝かせて、樹に
一生懸命に語りかけている。
自分のお気に入りの、お人形を
樹に差し出し樹の隣にちょこん
と座り、彼を見つめる。
「おとうさん
しっかり、だっこして
あげてくださいよ」
樹は、菜那に言われるままに
人形を優しく腕に抱く。
樹は、菜那の可愛い仕草に
いつものクールな表情は
緩みっぱなしで、大きな口
を空けて無邪気に笑う。
そんな樹の頬に菜那は
キスをした。
杏も樹も驚く・・・
こんなに小さくても
彼女は、女なのだ。