蜜林檎 *Ⅱ*
樹は、帰って来たままの姿で
杏を起こさないように
そっとベッドに横になり
彼女の右腕を自分の腰に置いた
そして、そっと杏を包み
彼女の髪を撫でた。
杏は、触れる存在
感じる体温、息遣い・・・
そして樹の香りに気がつき
彼の背中に腕をまわした。
「おかえり、イツキ」
「ただいま」
二人は束の間、ベッドで会話
を楽しんだ。
杏は、着替えている樹の脱いだ
服を集める。
「じゃあ、皆はまだ・・・」
東京へ帰る関係者に同行させて
もらい樹だけが一足先に
帰って来ていたのだった。
「昨夜の打ち上げで、みんな
相当飲んでるからゆっくり
帰ってくるんじゃないかな」
杏は樹の話を聞きながら手元は
キャリーバックから洗濯物を
出して、家で洗うものと
クリーニングに出すものに
分類している。
「ありがとう、杏」
杏を起こさないように
そっとベッドに横になり
彼女の右腕を自分の腰に置いた
そして、そっと杏を包み
彼女の髪を撫でた。
杏は、触れる存在
感じる体温、息遣い・・・
そして樹の香りに気がつき
彼の背中に腕をまわした。
「おかえり、イツキ」
「ただいま」
二人は束の間、ベッドで会話
を楽しんだ。
杏は、着替えている樹の脱いだ
服を集める。
「じゃあ、皆はまだ・・・」
東京へ帰る関係者に同行させて
もらい樹だけが一足先に
帰って来ていたのだった。
「昨夜の打ち上げで、みんな
相当飲んでるからゆっくり
帰ってくるんじゃないかな」
杏は樹の話を聞きながら手元は
キャリーバックから洗濯物を
出して、家で洗うものと
クリーニングに出すものに
分類している。
「ありがとう、杏」