蜜林檎 *Ⅱ*
掴んだ愛
会場内へ入る
ファンの群れから離れた
この場所であの日のように
杏は、瑠璃子を待つ。
そして、同じように通りへ
と出てみた。
そう、この場所で
杏は樹に出会った。
サングラスの奥の綺麗な瞳に
杏は魅せられ、憧れの人の
存在に、感激で胸がいっぱい
になり瞳から涙が溢れた。
あの後、杏はこう思った。
『あの出来事以上の何かを
望んだとしても
それは、無理な話・・・
この日の出来事を
二度と忘れない』
そんな杏の想いとは、うらはら
に二人は悪戯な運命に
引き寄せられていった。
『恋に溺れるなんて
どうかしている
恋人なんていらない』
ファンの群れから離れた
この場所であの日のように
杏は、瑠璃子を待つ。
そして、同じように通りへ
と出てみた。
そう、この場所で
杏は樹に出会った。
サングラスの奥の綺麗な瞳に
杏は魅せられ、憧れの人の
存在に、感激で胸がいっぱい
になり瞳から涙が溢れた。
あの後、杏はこう思った。
『あの出来事以上の何かを
望んだとしても
それは、無理な話・・・
この日の出来事を
二度と忘れない』
そんな杏の想いとは、うらはら
に二人は悪戯な運命に
引き寄せられていった。
『恋に溺れるなんて
どうかしている
恋人なんていらない』