蜜林檎 *Ⅱ*
四ヶ月にも及ぶ活動停止期間
を終え、復活ライブを経て
今日は、追加公演の最終日。
樹は、バックステージで
緊張した面持ちで
一枚の用紙を手にその文面を
何度も黙読しながら
時計を何度も見つめては
開始時刻を待っていた。
「イッキ
自分の思うままに自分の言葉
で、今日来てくれたファンに
報告すればいいんじゃ
ないの」
「そうだね」
樹はその用紙を机の上に置いた
芸能マスコミ関係者
公式ホームページ等で
樹の結婚の報告が成されていた
為、ファンも驚きを隠せない。
そんな、ざわついた状態で
始まった追加公演、最終日。
会場の中、感情を露にさせる
ファンの人達。
聞こえてくる声も様々で
祝福してくれる声もあれば
涙を流し、絶対に嫌だと
許せないと傷ついた心情を
言葉にする人達もいた。
を終え、復活ライブを経て
今日は、追加公演の最終日。
樹は、バックステージで
緊張した面持ちで
一枚の用紙を手にその文面を
何度も黙読しながら
時計を何度も見つめては
開始時刻を待っていた。
「イッキ
自分の思うままに自分の言葉
で、今日来てくれたファンに
報告すればいいんじゃ
ないの」
「そうだね」
樹はその用紙を机の上に置いた
芸能マスコミ関係者
公式ホームページ等で
樹の結婚の報告が成されていた
為、ファンも驚きを隠せない。
そんな、ざわついた状態で
始まった追加公演、最終日。
会場の中、感情を露にさせる
ファンの人達。
聞こえてくる声も様々で
祝福してくれる声もあれば
涙を流し、絶対に嫌だと
許せないと傷ついた心情を
言葉にする人達もいた。