蜜林檎 *Ⅱ*
「イッキ、おめでとう」
「アン、おめでとう」
式を終えた二人は、やっと緊張
から開放され、祝福する声と
ライスシャワー
フラワーシャワーが
飛び交う中を微笑んで歩く。
そこには、正装をした
「moment」のメンバーは
もちろん、事務所の社長
マネージャー、樹の知人
そして、樹の母の姿もあった。
百合に烈、真に子供達
瑠璃子にあやめ、蒼一も
ちゃんと出席してくれていた。
みんなは喜びの表情で
二人の門出を
心から祝福してくれている。
二人は振り返り、感謝の意味
を込めて、深く一礼を
するのだった。
あの事故の後から、杏と樹は
あることをしなくなった。
それは、旅行へ出掛ける約束
「杏、今から、行こうか?」
「うん」
「アン、おめでとう」
式を終えた二人は、やっと緊張
から開放され、祝福する声と
ライスシャワー
フラワーシャワーが
飛び交う中を微笑んで歩く。
そこには、正装をした
「moment」のメンバーは
もちろん、事務所の社長
マネージャー、樹の知人
そして、樹の母の姿もあった。
百合に烈、真に子供達
瑠璃子にあやめ、蒼一も
ちゃんと出席してくれていた。
みんなは喜びの表情で
二人の門出を
心から祝福してくれている。
二人は振り返り、感謝の意味
を込めて、深く一礼を
するのだった。
あの事故の後から、杏と樹は
あることをしなくなった。
それは、旅行へ出掛ける約束
「杏、今から、行こうか?」
「うん」