蜜林檎 *Ⅱ*
杏が、蜜林檎を

好きになったのは

遠い、あの日
 
彼、樹にもらった林檎が

あまりにも美味しくて
 
少女の心を鷲掴みにして

甘酸っぱく満たしてくれた。
  
『あなたを

 好きで好きで堪らない

 あなただけを』



おわり
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