蜜林檎 *Ⅱ*
「最近、おまえ病気になった
らしいじゃないか
大丈夫なのか?」
「ええ、もう大丈夫です
ツアー中に風邪を引いて
しまって、それがこじれて
肺炎になっただけなので」
「肺炎って、無茶したら死ぬぞ
・・・もういい年だろう」
「今年、39歳になりました」
「そうか・・・
もう、そんなになるか
俺も歳取る訳だな」
時計を見つめた百合は
雅也に言う。
「お父さん、そろそろ本題に
はいらなくちゃ
お店の開店準備もあるから
時間がないよ」
百合の言葉に雅也は、顔を
曇らせ俯いて
黙り込むのだった。
「お父さん、この間
話したとおり
私たち、つきあってるの」
「杏さんと
おつきあいさせて
もらっています」
「お父さん
私たちが、つきあうことを
許して下さい」
らしいじゃないか
大丈夫なのか?」
「ええ、もう大丈夫です
ツアー中に風邪を引いて
しまって、それがこじれて
肺炎になっただけなので」
「肺炎って、無茶したら死ぬぞ
・・・もういい年だろう」
「今年、39歳になりました」
「そうか・・・
もう、そんなになるか
俺も歳取る訳だな」
時計を見つめた百合は
雅也に言う。
「お父さん、そろそろ本題に
はいらなくちゃ
お店の開店準備もあるから
時間がないよ」
百合の言葉に雅也は、顔を
曇らせ俯いて
黙り込むのだった。
「お父さん、この間
話したとおり
私たち、つきあってるの」
「杏さんと
おつきあいさせて
もらっています」
「お父さん
私たちが、つきあうことを
許して下さい」