蜜林檎 *Ⅱ*
ながい夜
「イツキ、あなたを愛してる
・・・・・・ごめんね」
黒いベッドに身を沈め、眠る
樹の瞳がゆっくりと開く。
杏の声が聞こえた・・・夢?
『杏・・・
どうして、俺に謝る?』
時計を見つめた樹は、眠りに
ついてから、まだ一時間程
しか経っていない事を知る。
とても、寝苦しい夜。
樹は目を閉じ、眠ろう
眠りたい・・・
そう、思えば思う程に
どんどん眠気は消えていく。
体を左右に、何度も寝返りを
うちながら
時は、ゆっくりと進む。
全く眠る事ができない樹は
ベッドから起き上がり
冷蔵庫からビールを取り出して
夜空を見上げて飲んでいた。
・・・・・・ごめんね」
黒いベッドに身を沈め、眠る
樹の瞳がゆっくりと開く。
杏の声が聞こえた・・・夢?
『杏・・・
どうして、俺に謝る?』
時計を見つめた樹は、眠りに
ついてから、まだ一時間程
しか経っていない事を知る。
とても、寝苦しい夜。
樹は目を閉じ、眠ろう
眠りたい・・・
そう、思えば思う程に
どんどん眠気は消えていく。
体を左右に、何度も寝返りを
うちながら
時は、ゆっくりと進む。
全く眠る事ができない樹は
ベッドから起き上がり
冷蔵庫からビールを取り出して
夜空を見上げて飲んでいた。