蜜林檎 *Ⅱ*
眠れない原因・・・
それは、激しく騒ぐ胸の鼓動。
胸の痛み・・・
樹は、優しい夜風に触れながら
その胸の鼓動を落ち着かせて
いく。
ちょうど、その頃、杏もまた
樹と同じように、眠れない夜
を過ごしていた。
何の着衣も身につけないまま
シングルベッドで眠りに
ついている蒼一。
杏は、蒼一のTシャツを
身に纏い、夜空を見上げ
樹への想いを、胸の
ずっと奥に閉じ込め・・・
蒼一を愛する事を心に誓った。
『イツキ、あなたを愛してる
だけど、さようなら
貴方の嘘に気づく事が
できなくて
・・・ごめんね』
同じ夜空を見上げる樹と、杏
二人は、それぞれの長い夜を
胸の痛みに耐える。
それは、激しく騒ぐ胸の鼓動。
胸の痛み・・・
樹は、優しい夜風に触れながら
その胸の鼓動を落ち着かせて
いく。
ちょうど、その頃、杏もまた
樹と同じように、眠れない夜
を過ごしていた。
何の着衣も身につけないまま
シングルベッドで眠りに
ついている蒼一。
杏は、蒼一のTシャツを
身に纏い、夜空を見上げ
樹への想いを、胸の
ずっと奥に閉じ込め・・・
蒼一を愛する事を心に誓った。
『イツキ、あなたを愛してる
だけど、さようなら
貴方の嘘に気づく事が
できなくて
・・・ごめんね』
同じ夜空を見上げる樹と、杏
二人は、それぞれの長い夜を
胸の痛みに耐える。