蜜林檎 *Ⅱ*
ご飯を食べる手が

全く進まない蒼一に
 
杏は、告げた。

「ソウちゃん
 私がソウちゃんと一緒に
 居る事を選んだの・・・
 
 そして自分の意志で
 ソウちゃんに抱かれた
   
 だから、どうか
 自分を責めないで・・・
   
 私は、貴方と
 未来を歩んでいきたい」

「アン・・・ありがとう
 
 俺は君を
 悲しませたりしない」

杏の心は今・・・

とても穏やかだ・・・
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