明日、高篠先生と一緒に笑って恋が始まる。

「震えてる?」

彼女は黙って首を左右に振るだけだった。

そんな怯えている雨霧の態度に…
自分の今やっていることに後悔していた。


でも
この腕を離せない。

このままでいたい、と思った。



不思議な…。

俺のカラダが彼女に馴染むような感覚。

こころがすんなりと入ってきたような。


こんなの…初めてだ。



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