明日、高篠先生と一緒に笑って恋が始まる。

早く、教室帰りたいな…。

そしてまた先生に声をかける。


「終わりました…」


「……」

先生は何も答えない。


アタシの声、
聞こえてないのかな…。


ふと視線を逸らせると教壇の上に何か難しそうな本が置いてあった。


先生は…あんなだけどとても優秀な先生だ。

それだけはわかる。


なんの本だろう…。

時々先生が持ち歩いているのを見たことがある。

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