明日、高篠先生と一緒に笑って恋が始まる。

「これを片付けたら帰りますよ…」

そう笑って答える。

そして机の上で散らばっているペンやノート、資料を片付ける。

「高篠先生のような優秀な先生がうちにいてくれると本当に安心です」


―――ああ、そうか。

これも父親の言う通りってわけか。


ふと思い出す。

電話で言っていた父親の言葉。

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