明日、高篠先生と一緒に笑って恋が始まる。

「うん、順調、順調」

彼に笑顔で答える。


「そっかよかった。
オバサン人使いが荒いからさ、
なんかあったら遠慮なく言えよな?
俺が言ってやっから」

木村くんはアタシの空いている隣の席に座る。


「ありがとう、
みんな親切だし全然大丈夫だよ」

「そっか」

彼はそう返事したあと少し黙ってそれから言った。

「あ、そうだ。これよかったら一緒に行かないか?」


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