明日、高篠先生と一緒に笑って恋が始まる。
それは
ただ親の敷いたレールの上を
走ってきただけで自分のやりたいことなどない、
自分を見失った…
それだけのことだ。
毎日を過ごすのは簡単だった。
笑って愛想さえ振りまいておけば
生徒からの人気者になり
それはそのまま教師としての評価につながる。
授業内容の確認を毎日行い授業にも手を抜かない。
生徒の質問にも丁寧に答えるように心がけている。
そんな日々を過ごし
そして気づけば年齢も30手前となった。
淡々と過ごす日々はあっという間だ。