明日、高篠先生と一緒に笑って恋が始まる。

それは

ただ親の敷いたレールの上を
走ってきただけで自分のやりたいことなどない、
自分を見失った…
それだけのことだ。


毎日を過ごすのは簡単だった。

笑って愛想さえ振りまいておけば
生徒からの人気者になり
それはそのまま教師としての評価につながる。


授業内容の確認を毎日行い授業にも手を抜かない。

生徒の質問にも丁寧に答えるように心がけている。


そんな日々を過ごし


そして気づけば年齢も30手前となった。

淡々と過ごす日々はあっという間だ。


< 20 / 502 >

この作品をシェア

pagetop