明日、高篠先生と一緒に笑って恋が始まる。
7 誤解する、ふたり
・from 葵
---from 葵---
もっと先生の近くにいたかったのに。
そう思いながら先生の後姿を見つめる。
「…雨霧さん?」
「あ、すいません」
アタシは呼ばれて慌てて振り向き本の貸し出し手続きをする。
そしてアタシはさっきのこと、
いろんなこと考えた。
考えてだすと頭の中が混乱して余計にわからなくなった。